2003 Queen Charlotte Expedition

遠征全装備

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■カヤック

カヤック&パドル

ウェア

ウェア

キャンプ&クッキングギア
装備リスト
ニンバスカヤック・ニヤック
NIMBUS NJAK(全長5.00m 幅60cm 容量350リットル 重量24kg 材質FRP)

ニヤックは2001年に使用したソランダーより20リットルほど容量が大きく、食料も10日分多く積み込むことができた。材質はFRP。前回のケブラーに比べ修理面では簡単になるが重量は少し増える。出発時の全装備が約75kg。人間が乗った状態ではシームラインの真ん中まで海水がきていた。『もっと大きなカヤックを使えばいいのに。』という声を何度も聞いたが、積めば積むほど重くなり反応も鈍くなる。この5m前後の長さと容量がどんな状況でも自分にはピッタリだ。

ニンバスパドル・キスカ
NIMBUS KISKA 220cm

カヤックの自重と全装備、更に自分を加えると150kgある。それを毎日漕ぎ進めなくてはならない。こうなると極端にキャッチの強いパドルは体に負担がかかりすぎる。2001年の失敗点の1つでもある。キスカのブレードは、形状からして何をしても極端ということが少なく、言い換えれば力を逃がしやすい特徴がある。225cmと220cm、最後まで迷ったが抜きやすい220cmを選んだ。当然スペアパドルも同じである。

■カヤックウェア

装備リスト
海水温は約11℃〜14℃といわれている。ウエット以外は考えられない。濡れないことを考えればドライスーツが有効だが、海上での脱ぎ着はできない。それによって温度調整ができないことが最大の短所だ。足元は化学繊維のソックスとウエット素材のロングブーツ。そして2001年も使用したウエット素材のロングパンツを使用。アンダーパンツとシャツはフェニックス社の化学繊維製品アウトラスト。そして今回、試作ながら完璧に体に合わせて作っていただいたフェニックス社製のパドリングジャケット。降雨による気温差(外気温4℃〜22℃)が激しいこの場所では、この生地であるディアプレックスの特徴が最大に活かされた。防水性が高く、特に目立ったのが吸湿性の良さだった。

■陸上ウェア

装備リスト
スタートしてからゴールまでの間、一切の補給ができない。最初の食料がどれほど積めるか?それにはカヤック内のスペース確保だ。ウエアは厳選しリストの通り。1日1回は雨が降るこの島では雨具は絶対の必需品。

■クッキングギア

装備リスト
水は豊富にある。保存がきき収納性にも優れ、そして日本人ならやはり米である。友人の紹介でサーモスのシャトルシェフ(真空保温調理器)を使用した。燃料節約、調理加減に気を使わなくてよいのは非常に楽だった。沸騰寸前でポットに移動するだけで上手に炊き上がる。しかも、朝食時までご飯は温かい。料理スタイルはいたって簡単。夜のうちに夜分と朝分の米を一緒に炊く。6割を夜、4割を朝食べる。ストーブを使うのは米炊きの夜の一度きり。最終的に燃料は余った。計算ミスである。

■キャンプギア

装備リスト

■撮影記録

装備リスト
出陸上ではコンタックスT3。海の上はキャノンD5。前回も全く同じカメラとフィルム。結局20本分撮影した。

■ナビゲーションギア

装備リスト
出発前の上陸地探しには1/50000の地形図が役に立った。海図、地形図、気候、習慣、ナビゲーションに役立つことはまだまだ山ほどある。ナビゲーション=想像力であると思う。想像力の高さは様々なオプションを与えてくれる。

■リペアキット

装備リスト
一度も使用することはなかった。

■スペアパーツ

装備リスト
一度も使用することはなかった。

■ファーストエイド

装備リスト
Sサイズの防水バックに全て入る程度。使用したのは爪きりと綿棒くらい。あとは鏡で髭の伸び具合を見たくらい。

■日用品

装備リスト

■食料品

装備リスト
リストの食料品が50日分の全てだ。朝はカロリーアップの為にツナにマヨネーズ。夜は炊き上がりのご飯に暖めない肉を一緒に食べる。疲れている時や寒い時は、フリーズドライ味噌汁に採ってきた貝を入れて食べた。寒い時は、暖かいだけで美味しく贅沢に感じた。行動食は1日3〜4口くらい食べられる。

■その他

装備リスト

■積み込み場所

積み込み場所
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